発達障害

息子のこと

2019年も早いものでもう2月も半ば近く。

息子は昨年から2年保育で幼稚園に入りました。入る幼稚園が決まったではなく、「はいれる」です。
受け入れが決まった時は本当にホッとしました。

現在はベテランの先生が担任を受け持ってくれていて安心しています。(年長さんもこの先生だといいのだけど。。。)

息子の障害

一部の友人は以前から知っていますが、息子は発達障害のひとつである「自閉症」です。
昔からの言い方だと、カナー型の自閉症です。軽度で3歳を待って診断を受けました。

療育施設は2ヶ所行きました。引っ越す前に通っていた江東区の療育センターと、現住所近くの療育園。
2箇所目のセンターに入る前は、本当に大変でした。

自閉症児の特性がバリバリでている時期で、「偏食」「夜驚症」「感覚過敏」山盛りで、ストレスフルの私。

正直、虐待気味でした。
叩いたり、怒鳴ったりしても悪化するだけと分かっているのに息子と会話が出来るようになるまでは、どうしていいかわからない日々が続いていました。

偏食

これは一番つらかった。食事というのは三食を毎日、365日続けていくわけで先の見えないトンネルのようでした。
離乳食後期からちょっとずつ食べなくなっていき、幼児食(1歳半過ぎ)が食べれるようになるころには、主食はごはん。白いものに執着し、(ごはん、うどん、とうふ、飲むヨーグルト)で生きていました。

その次は、味付け海苔への執着。しかも、メーカー指定。違う味だと食べないからいつもいくスーパーが売り切れている日は必死に違うスーパーに探しに行く日々。ボトルを抱え込んで食べ、取り上げると大パニック。

味付け海苔への執着が落ち着いたら、また白いものモード。そして今度は白米を食べなくなった。これには焦って、たまたま家にあったふりかけをかけてみたらそのふりかけがないと食べなくなりました。

水もお茶も、フォローアップも飲めず、飲むヨーグルトをひたすらマグで飲む生活が3歳すぎまで続いていました。
コップは頑なに拒否するので、外出時はスペアのマグも持ち、コンビニで飲むヨーグルトを補充し、外食先ではふりかけをかけて、ごはんを食べて席で待たせておくという、、、。
たまに友人に会わせる時は気を使わせてしまい、申し訳ない気分になったものです。

2番めの療育園に通うようになるまでに口に入れることが出来た食べ物は6つ。

  • うどん
  • ちりめんふりかけごはん
  • ナポリタン(具は食べない)
  • とうふ
  • 味付け海苔
  • ラーメン(具無し)

お菓子も5種類だけ食べることが出来てました。見事なまでに炭水化物のオンパレード。現在では、食べ物や食生活が発達障害児に大きな影響を影響を与えることが分かっており、今でこそ少し本人にも頑張って食べてもらえるようになりましたが、当時はもうとにかく何かを食べさせるということだけで精一杯でした。

2か所目の療育園で、息子が大好きで信頼をおくようになる先生に、エプロンや髪の毛がお米粒だらけになりながら向き合っていただけたおかげで、療育園を退園(幼稚園に行くため)することになる頃には、すっかり給食を食べられるようになっていました。現在は幼稚園の給食が給食センターのお弁当が美味しくないせいか残すみたいですが、、、。家では大体食べます。一番助かるようになったのカレーが大好きになったことですね。カレーはいろんな具が入れられるのでありがたい存在です。

言葉

言葉もなかなか出なかったです。2か所目の療育園に行くまでに話せた単語は14こ。単語のみで、二語文はありませんでした。
よく、「あちゃ」って言ってましたね。コレ!みたいな感じだったようです。「あちゃー?」「あちゃー!!!!」「あちゃぁ。。。」という風に使い分けていました。その様子から言いたいことを探るという生活。
あとはもう、連れてってもらって欲しいものとかしてほしいことを教えてもらう感じ。ただ、言葉はあまり困っていませんでした。心配はしてましたけど、普段、一緒に生活しているので息子が何が言いたいのか分かっていたからです。けれど、触れ合う時間の少ない主人は結構困っていたみたいです。何?何言ってるの、これ、今。ってよく言ってました。ただ、主人は息子に優しかったのでありがたかったです。

夜驚症

言葉がしゃべれないということは、伝わらないことが多いということです。やっとちょっとずつ外に他者がいるということが分かるようになってストレスをためるようになったのでしょう、息子は夜中、急に泣き叫ぶようになりました。夜驚症です。ガバッと座り込んで泣いたり、バタバタしたり、いろいろなパターンがあるのですが、次の日、本人は全く覚えていないのです。よくあることだと言われたのでこれも今もたまにありますが気にしていません。

感覚過敏

息子が一番つらかったのは感覚過敏かもしれません。今はだいぶ感覚が緩やかになってきたみたいですが(もしくはガマンできるようになったのかも)、シャワーが苦手でした。
頭にお湯や水が当たる感覚を異様に嫌がり、バタバタバタバタ・・・大変なあばれっぷりでかわいそうでした。今は頑張って自分で頭にちょっとずつシャワーをかけられるようになりました。息子にとっては大きな成長です。

最後に

ぱっと何も見ないで思い出せることはこれくらいなのですが、息子が幼稚園に行けるようになるまでに成長した最大の貢献者は娘だと思います。
娘が産まれて成長していく中で、ちょっとずつ、息子の意識に変化があったのは間違いありません。特に、自分と違う人間が存在するということを知るのに娘の存在は大きかったようです。
私にとっては娘が健常児だったことにより、嫌というほど、成長段階の差を感じることになったのですが。今、諭せばわかってもらえるという子育てにびっくりしています。
そしていまだに落ち着くことができず、何度も同じ失敗をしてしまう息子。これからも当分、息子には手がかかると思いますが、特性を理解し出来るだけ落ち着いて接していきたいと思います。

-発達障害
-