日常

【つぶやき】まとまらない、思い

私にとって、冬は寒い寒いと言っていたらいつのまにか終わっているイメージ。
たぶん、これは東京に住んでいるからなのでしょう。
寒い地方の人たちは雪と暮らしながら、春を待ちわびていると思うもの。

去年、私は初めての出産をした。
ギリギリまで働いてはいたけれど、足以外には問題はなく無事に産むことが出来た。

出産後2ヶ月ちょっとある日、元同僚が亡くなった。
「子宮外妊娠破裂による出血性ショック」だった。
知らせてくれた人は私の出産後の精神的ダメージを心配して知らせるか迷ったみたいだが気遣いながら知らせてくれた。

ショックだった。

泣いた。
1日中、彼女と交わした何気ない会話、笑顔を思い出しては涙が止まらなかった。
お昼休みを一緒にとった時のこと、給茶器の前で私のお腹を撫でてくれてはしゃいでたこと、楽しみだねって言ってくれたこと、私が退職する為に仕事を一部引き継いでいた際の会話など、、、。
一気に思い出した。
苦しみながら亡くなったのかな、意識レベルが急激に下がって最後は眠るように亡くなったのだろうかと頭の中でぐるぐると考え、彼女や旦那さんの無念さを思うとやりきれない気持ちでいっぱいでお布団をかぶって泣いた。

そしてつい先日。
何気なく夕方、日テレのニュースをつけていたら、彼女の事がニュースに出た。
裁判のこと。
でも、何よりショックだったのは彼女の名前と写真が画面に映し出されたことだった。

ありえない。

裁判だから、世論を味方つけるための作戦かもしれない。
けれど、一部仮名にしたり、遺影にモザイク処理して放送したっていいはず。

世の中には、亡くなった人に対してとんでもないことを言う人がたくさんいる。
だから、死者にだってプライバシーは必要だと思う。
生きてゆく遺族のためにも。
だって、これからだ。闘うと決めた、遺族が苦しい思いをするのは誰の目にも明らかだもの。

苦しみを代わってあげることは出来ない。出来るのは彼女を忘れず大切に心にしまっておくこと、それだけ。

皆様、身体を大切にしてくださいね。
何か痛みや異変を感じたら病院に行きましょう。

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